みんな、音声入力を使う努力をすべき
- 現代社会人は文字入力によっておまんま🍚を食べている
- みんなもっと文字入力の時間短縮に全力を注ぐべき
- 音声入力の精度は95%前後、速さはタイピングの約3倍
- 長時間のタイピングは体を破壊する
現代社会人は文字入力によっておまんま🍚を食べている

みんなもっと文字入力の時間短縮に全力を注ぐべき
文章力が評価に直結する現代のナレッジワーカーにとって、文字入力の速さの差は、仕事の速さそのものだ。つまりは、文字入力の速さが、人の生産性、ひいては年収に直結すると言っても過言ではない。
よって、タイピング速度の向上やAIの活用など、テキスト入力の時間短縮方法を探求する事は非常に重要。音声入力もその手段の1つだ。
音声入力は、使用できる場面が、自分1人しかいない個室でないといけないと言う制限がある。しかし、コロナ禍やオフィス改革によって、テレワークなど自分1人だけの空間で仕事ができる環境も、一昔前よりかなり整備された。
このあたりで1度、音声入力という、キーボードタイミングに変わる文字入力方法について一度学んでおいて損はない。

音声入力の精度は95%前後、速さはタイピングの約3倍
音声入力機能の精度はここ数年で劇的に向上しており、充分実務で使えるレベルに達している。Googleの音声モデル、Appleのニューラルエンジン、Microsoftのクラウドディクテーションなどがその例。いずれも単語認識率が90〜95%前後に達している。誤変換の修正に費やす手間よりも打鍵時間の短縮メリットが勝る段階に到達したと言える。
2017年のMary Meeker「Internet Trends」 | “human language 95 % accuracy”を達成と報告 | |
Microsoft | 2017年Switchboard評価 | WER 5.1 %(正解率94.9 %)と公式ブログで公表 |
Apple | 2024年Apple Machine Learning論文 | 平均WER 9.2 %(正解率90.8 %)を提示 |
実験データでは、音声入力は平均タイピング速度(日本語で1分あたり約300文字)を軽々と上回り、同条件で900文字/分を超えた事例もある。単純計算で入力速度は約3倍、1時間の執筆で原稿2本分の差が生まれる。
スタンフォード大/百度Deep Speech 2実験 | 英語 153 WPM vs キーボード 52 WPM(2.93倍)、中国語も2.87倍 |
AI系メディアAIZINE記事 | 人は 1分300文字発話、タイピングは 150〜200文字/分(職場平均調査も同レンジ)。話速×3 分=900文字の計算例を同記事が記載 |
長時間のキーボードタイピングは体を破壊する

タイピングは指先だけで完結する単純運動だと思われがちだが、実際には前腕・僧帽筋・胸鎖乳突筋が常時緊張し、背骨は前傾で固定される。巻き肩やストレートネックが慢性化すれば、呼吸は浅くなり集中力は低下する。
腰痛・肩こり改善のストレッチを続けても、根本原因である「長時間キーボード拘束」を解消しなければ焼け石に水。音声入力へのシフトは、姿勢矯正の即効薬であり、将来的な医療費削減策でもある。
しかし実際普段ガンガン使っている人は意外にも少ないのではないだろうか。この1週間音声入力を何回使っただろうか?おそらく0回と言う人も多いはず。
音声入力はショートカットキーなしでは役に立たない
iPhoneやiPadにはオンスクリーンキーボードに音声入力ボタンがあるので、それに気づいて使うようになった人もいるだろう。しかし、パソコンのキーボードには音声入力を開始すると言うボタンが(俺の知る限りは)無い場合が多い。
音声入力を開始するボタンは、多くのアプリの場合、メニューバーの編集から音声入力を開始ボタンを押すと使用できる。いちいちメニューバーを開かないといけないのは非常に手間で使い勝手が良いとは正直言えない。それならキーボードでカタカタ打った方が早いかもしれない。そこで、音声入力をショートカットキーで素早く起動できるようにすることが重要になる。

音声入力が本当に役に立つ環境にするには、ショートカットキーの割り当てが必要。今回はMacとウィンドウズそれぞれにおける音声入力開始操作へのショートカットキーの割り当て方法を紹介する。
今回はその設定方法を紹介する。
【Windowsでの使用方法】Winボタン + H
Windowsでは、特段設定を行う必要はない。Winボタン+Hで、音声入力を開始することができる。ショートカットキーを押すと、マイクアイコンが浮かび「Listening」と表示されたら即ディクテーション可能である。設定メニューから自動句読点のオン/オフを切り替えられる。


【Macでの使用方法】音声入力開始ボタンのショートカットキー設定が必要
Macでは、Windowsのようにデフォルトでショートカットキーが割り当てられていないので、独自に設定する必要がある。とは言っても、大して手間のかかることではないので、ここに書いてある手順のとおり、ぜひ設定してほしい。
設定からキーボードを開くと、下の方に音声入力の設定項目がある。そこで音声入力をオンにする。

言語とマイクの入力元はデフォルト設定のままでいい。
そして重要なのがショートカットの割り当て。ここでは5種類の設定+カスタム設定が選択できるようになっている。

- コントロールキーを2回押す
- ファンクションキーを2回押す
- 右のコマンドキーを2回押す
- 左のコマンドキーを2回押す
- どちらかのコマンドキーを2回押す
- カスタム設定(好きなキーを選択する)
俺のオススメは、「どちらかのコマンドキーを2回押す」だ。ファンクションキー以外だ。
もちろん、あなたの好みで選んで良いのだが、コントロールキーだけはお勧めできない。なぜなら、これらの選択肢の中で、MacBookでは、コントロールキーは左の小指で押す位置にある。そして1番手首側から遠くにある。これはあまり押しやすい位置にあるとは言えないキーだ。
逆に残りのコントロールキーとコマンドキーは比較的押しやすい位置にある。このうち、コマンドキーは左右どちらの手でも押せる選択肢があるので、その時お留守になっている方の手で押せると言うメリットがあるので、コマンドキーが良いと俺は考えた。

まとめ
- みんな、音声入力を使う努力をすべき
- 現代社会人は文字入力によっておまんまを食べている
- みんなもっと文字入力の時間短縮に全力を注ぐべき
- 音声入力の精度は十分に地図で使用できるレベル
- 長時間のタイピングは体を破壊する
- 現代社会人は文字入力によっておまんまを食べている
- 音声入力はショートカットキーなしでは役に立たない
- Macではショートカットキーの割り当て設定が必要
- 「左右どちらからのコマンドキーを2回押す」がおすすめ
- Windowsでは「Win + H」で起動できる
音声入力を習慣化しよう
少しからでも使い始めて習慣化することが大事。
音声入力は習慣化が生命線である。初週は「ブログ見出しだけ音声で入れる」「メール3行だけ声で下書きする」といった小さな成功体験を積む。ショートカットが身体の反射になった頃、タイピング主体の執筆はもはや苦行にしか感じなくなる。
生産性は確実に伸び、その差はいずれ年収にまで影響を与える。週0回はゼロだが、週50回は累積2000回/月。