文章力は仕事力そのもの。文章力は年収にまで直結する。
OECDの成人スキル調査(PIAAC)に基づく国際比較研究(Hanushek氏ほか, 2013)によれば、日本では、リテラシー能力(文章力)が標準偏差で1高いと賃金が14.9%高いとのとの調査結果が報告されている。
この事実をもっと詳しく解説した記事がこれ。
文章力は大きく分けて読む力と書く力に分けられる。
このうち、日本人は読む力に比べて書く力が不足している人が多い。仕事において、状況説明や行動方針など、自分が伝えたいことを、テキストコミュニケーションによって正確に伝える力は必須スキルだ。
書く力(ライティングスキル)を社会人になってからも自発的に向上させようと、スキルアップに取り組んでいる人とそうでない人とでは、雲泥の差が生じてしまう。
文章はなんとなく書いていても上達はしない。
ライティングスキルを鍛える上では、プロ直伝の書籍から学ぶのが一番だ。
どんなロジックに則して書けばよいのか、 何に注意すべきなのか、といった重要なポイントを爆速で学ぶことができる。
この記事では、ブロガーとして文章力を鍛えるために多くの参考書を読み漁ってきた俺が、本当に自分のライティングスキル向上に役立ったと思える本を3冊に厳選して紹介する。

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1:文章力の基本 簡単だけど、誰も教えてくれない77のテクニック

『文章力の基本』(著:阿部紘久)は、「伝わる文章」をゼロから身につけたいすべての人に最適な入門書だ。
長年にわたり企業や大学で文章指導に携わってきた著者が、誰でも実践できる「わかりやすく書くコツ」を徹底的に解説しているのが特徴。
内容は、単なるテクニックや文章の型だけでなく、「そもそも文章とは何か」「何をどう伝えたいのか」といった根本からスタートする。そのうえで、「一文を短くする」「主語と述語をはっきりさせる」「むだな言葉を省く」といった、文章の読みやすさ・明快さを高める具体的な方法がシンプルかつ丁寧にまとめられている。
また、ビジネスメールや報告書、企画書など、社会人が日常的に書くあらゆる文書に応用できるポイントが多く、「文章が苦手」「どう書いたらよいかわからない」と悩む人にとって心強いガイドとなる。
俺にとっても、今日紹介する3つの書籍の中でも最も最初に出会った良書だ。初心者はもちろん、自分の文章力を見直したい人にもおすすめできる一冊。
2:書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)

『書く技術・伝える技術(スーパーラーニング)』は、文章力を実践的かつ体系的に鍛えたい人に最適な一冊。
著者の倉島保美は「伝わる文章」の本質を徹底的に分解し、「7つの法則」として整理している。例えば、「冒頭に重要情報を置く」「一文一ポイントで書く」「既知から未知へと流れを意識する」といった原則が繰り返し解説され、読者が論理的に納得しながら身につけられる構成となっている。
帯にあるとおり、マコなり社長がYouTube動画で紹介したこともある。
文章力に関する俺の過去の記事でも、大きな影響を与えられている一冊だ。
この本の特徴は、単なるノウハウ本にとどまらず、読み手の「メンタルモデル(頭の中の理解の枠組み)」に寄り添い、相手に負担をかけない表現のコツを多数紹介している点だ。また、提案書や報告書といったビジネス文書を題材に、文章の型やパラグラフ構造の作り方をトレーニングできる実践パートも充実している。
文章を「なんとなく経験で書く」から「構造と理論で設計して書く」へとレベルアップしたい人には、まさに必読の内容といえる。
ただし、理論や演習がしっかり詰まっているため、初心者にはやや分量が多く感じるかもしれない。それでも、「伝える技術」を真剣に高めたいなら、この一冊は大きな力になるはずだ。
3:ブログ歴17年のプロが教える売れる文章術 ブログライティングの教科書

「ブログ歴17年のプロが教える売れる文章術 ブログライティングの教科書」は、ブログライティングについて書かれた書籍だ。
著者の中島大介氏は20年近くにおよぶブログ運営の実績と、ネット広告代理店勤務も含むプロの経歴を持つ、まさに“ブログ文章術のレジェンド”。YouTube「ウェブ職TV」やSNS、オフラインではコワーキングスペース運営まで展開し、オンライン・オフライン両面からウェブ業界を牽引してきた御仁。
ブログ収益化を本気で狙うブログ初心者〜中級者にとって、最適な実践書だと言える。
「別にブログはやっていないから関係ない」と思う人もいるだろう。しかし、相手の心を動かす文章の構成や、わかりやすく端的に伝える技術は、日々の業務メールや企画書、報告書などあらゆるビジネス文書との共通項となっている。
集客のための文章って、プロによってこういうふうに書かれているのか。と、「文章」そのものへの俯瞰した視点を持つきっかけにもできる1冊ともなる。
記事執筆の「10ステップ」に基づき、構成、タイトル、リード文、PREP構成、装飾、リンク、推敲までを体系化。不安や迷いなく記事を書く“設計図”として機能する。
さらに、読者目線で「共感を引き、読み続けさせる」流れと、検索意図に沿ったSEO観点も重視。具体的な装飾テクや“目を止めるポイント”の提示など、実践的なコツも豊富。QRコードで特典のYouTube講義も見られるようになっている。
ブログを頑張る人だけでなく、ビジネス文書を書く人々にとっても学びの多い、間違いなく当たりの一冊である。
まとめ
今日紹介したおすすめの書籍3選はこちら。
- 文章力の基本 簡単だけど、誰も教えてくれない77のテクニック
- 書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)
- ブログ歴17年のプロが教える売れる文章術 ブログライティングの教科書